512MBや1GBというのはメモリの速度ではなく容量です。
容量は組み合わせにかかわらずメモリの合計サイズになります。
ここでいう「速度」とは「転送速度」のことです。
つまりCPUとのやり取りする速度のことを言います。
DDRメモリの場合PC2700やPC3200などと表記されています。
この数字が大きいほど転送速度(CPUとのやり取り速度)が速いわけです。
PC2700とPC3200のメモリを混在させた場合
全体の転送速度は遅いほう(PC2700)になってしまいます。
厳密に言うと・・・・
DDRではないSDRAMメモリの場合、単純に合計1GBのメモリでは
512MB×2枚よりは1GBのメモリ1枚のほうがロスがない分
速いとは思いますが、実際の使用にあたっては
無視してもいい違いだと思います。
DDR-SDRAMメモリの場合、デュアルチャンネルという技術があります。
これは同じメモリを2枚挿すと転送速度が2倍になる、という技術です。
この場合、1GBメモリ1枚よりは512MB×2のほうが速いといえます。
(速度が実感できるかどうかは別ですが・・・)
ただし、この場合はマザーボードが対応している必要があり
メモリは必ず同じ容量で同じ速度のものを使う必要があります。
また、できるだけ同じメーカーの同じ型番を使うとトラブルが少ないです。
結論としては・・・
SDRAMの場合は容量のみを考えればいいと思います。
合計のメモリ容量は大きければ大きいほどいいですね。
DDR-SDRAMの場合はできれば同じメモリを2枚挿すのが理想ですが
実際の使用環境では速度よりは容量アップの恩恵のほうが大きいと思います。
つまり、同じメモリを2枚用意できなかったとしても
メモリを増設する意味はある、ということです。
容量アップする場合は、予算の関係もありますから
必ずしもデュアルチャンネルにこだわらなくてもいいのではないかと思います。
私見ですが・・・・
メモリは合計512MBあれば十分だと思います。
私の環境では512MB×2で合計1GB積んでいますが
512MB以上使うことはほとんどありません。
|