40才からの楽しいパソコン |
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★ハード(周辺機器)編 ★HDDの交換 ★Windowsを再インストールしよう ★参考(起動ディスクの作成、ケーブルについて)
ハードディスク(HDD)増設の実際例 念のためWindowsの起動ディスクを作成しておきましょう。交換作業と一部重複します。 1.電源を切って、電源コードを抜く。 |
IDEコネクタはプライマリとセカンダリの2系統があります。通常HDDはプライマリ、CD-ROMをセカンダリに接続します。プライマリ、セカンダリそれぞれにも、さらにHDDなどを2台まで(合計4台)接続できます。それぞれにマスター、スレーブの設定をします。WindowsをインストールするHDDはプライマリ・マスターになります。
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HDDの裏側。マスター、スレーブのジャンパーピンの切り替え方が書いてあります。
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HDDのマスター、スレーブを切り替えます。 買ったばかりのHDDはマスターになっていますので、増設するHDDをスレーブに設定します。 ジャンパーピンをラジオペンチまたはピンセットなどでつまむとやりやすい。 |
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IDEコネクタを挿します。 向かって右側にケーブルの赤い線が来るようにします。こちらが一番ピンです。このケーブルはATA33ケーブルです。 この写真では先端のコネクタを挿していますが、増設の場合、増設するHDDには中間のコネクタを挿します。 |
2台のHDDはこんな感じに接続します。 右側(先端のコネクタ)が古い元のHDD
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実際のPC内部。 3個並んだコネクタは左側から・・・・ CD-ROM用ATA33コネクタ 実際には、マザーボードにはケーブルが接続されているはずですので、古いHDDに接続されたケーブルの中間のコネクタを増設する新しいHDDに接続します。 |
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2台のHDDを仮に接続した様子。 HDDを増設する場合はそのまま取り付けてOKです。現在のHDDのしたなど、増設スペースに裏側から差込、両側からネジ止めします。 HDDを交換する場合は、あとでHDDを付け替えますので、増設した新しいHDDをケーブルが届くように、とりあえず何かの上に仮置きしておいてデータを移動します。
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BIOSの設定 BIOSとはベーシック・インプット・アウトプット・システムの略です。マザーボードのチップにインストールされているソフトウェアで、PCのWindowsが起動する前に基本的なデータのやり取り、周辺機器の認識を行います。 BIOSの起動はPCによって違いますが、電源をいれたらすぐに「DEL」や「F8」などを押しつづけると起動します。Windowsが起動する前の黒い画面をよくみると「Press DEL」などのようなメッセージが出ていると思います。詳しくはPCの説明書をみてください。もしタイミングがあわなくてWindowsが起動しても、再起動してやりなおせばOKです。 ほとんどのPCのBIOSは自動認識になっていますが、きちんとHDDが認識されているかどうかを確認します。HDDの「Primary Slave」が「AOUT」になっていればOK。違う表示になっている場合は矢印キーで項目を選択し、「+」「−」キーを押して「AOUT」にします。HDDの型番が表示されると思います。万一「None」と表示されて認識されない場合は、いったん終了してから電源を落とし、もう一度接続やジャンパーピンの設定を確認しましょう。 設定が終了したら「ESC」を押してメインメニューに戻り、「SAVE&EXIT」を選択してエンターキーを押し、確認メッセージがでたら「Y」を選択してエンターキーを押します。これで終了。 BIOSはうかつにいじると、PCそのものが起動しなくなります。よけいなところはいじらないようにしましょう。万一変更してしまったら「SAVE&EXIT」キーを押さずに「ESC」を押して終了します。変更した設定が保存されないので大丈夫です。 |
HDDの領域設定 HDDを使えるようにするためには、領域の設定とフォーマットが必要です。領域設定とは、PCに「ここがつかえる場所だよ」と教えるようなもの、フォーマットとは「HDDを整地するようなもの」と考えてください。 今回はHDDの増設ですので、基本MS-DOS領域は設定しません。増設HDDをひとつのドライブとして使う場合でも、拡張MS-DOS領域を作成してから、その中に論理MS-DOSドライブを作成する必要があります。 ひとつの増設ドライブとして使う場合
増設ドライブとしてパーティションを切って使う場合
MS-DOSですので、マウスは使えません。 |
新しいHDDの領域を設定するには・・・ (MS-DOSですので、マウスは使えません。) FDISKを起動します 1.「スタート」→「プログラブ」→「MS-DOSプロンプト」で「MS-DOSプロンプト」を起動します。 2「C:\WINDOWS>」とでるので、「FDISK」と入力してエンターキーを押してFDISKを起動します。
3.「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)・・・?」というメッセージがでますので半角で「Y」と入力し、エンターキーを押します。
作業対象のHDDを新しい増設HDDに変更します 1.「FDISKオプション」画面が表示されたら「現在のハードディスクの変更」を選択するために半角で「5」を入力してエンターキーを押します。
2.作業するHDDを2番目の新しいHDDに変更しますので、「2」を入力してエンターキーを押します。(下の例では元のHDDはC、Dドライブにパーティションを切っています)
これで、作業対象のHDDが新しい増設HDDに変更されました。 |
拡張MS-DOS領域を作成します 1.新しいHDDに増設部分として拡張領域を作成します。
2.拡張MS-DOS領域の作成を選択します。「2」を入力してエンターキーを押します。
自動的にドライブのチェックが行われると、次の画面になります。 3.拡張MS-DOS領域を作成します。拡張MS-DOS領域のサイズは最初から全容量のサイズが入力されていますので、このままエンターキーを押します。
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論理ドライブを作成します 1.「論理ドライブは定義されていません」と表示され、ドライブのチェックが行われます。
増設HDDをひとつのドライブとして使用する場合はこのままエンターキーを押して、メッセージにしたがって終了後に再起動します。 2.二つのパーティションに分ける場合は、一つ目のドライブの容量の(Mバイト単位の数字のみ)を入力、または割合(数字に%をつける)を入力してエンターキーを押して次へ・・・。
3.二つのパーティションに分ける場合は、ドライブチェック終了後に残る領域のすべてに論理ドライブを設定します。割り当て可能な最大領域として最初から入力されていますので、そのままエンターキーを押します。3つ以上に分ける場合は分けたい容量を入力して、同じ操作を繰り返します。
4.ドライブチェックが終了したら「ESC」キーを押して「FDISK」オプションに戻ります。
5.「Ctrl」「Alt」「Del」を同時に押して再起動すると、MS-DOS領域の作成は終了です。 |
HDDのフォーマット 1.「マイコンピュータ」を開きます。 2.新しく増設したHDDを右クック、「フォーマット」を選択します。 3.「通常のフォーマット」を選択して「開始」を押します。 4.「ボリュームラベル」は何も入力しなくてもいいですし、好きな名前を入力してもOKです。 5.警告メッセージがでますので、選択したHDDが増設したHDDであることを再確認して「OK」を押します。 万一、元のHDDを選択して「OK」を押すと、プログラムやデータなどHDDの中身がすべて消えますので十分に注意してください。 6.フォーマットが始まります。 7.パーティションを切っている場合はDドライブ、Eドライブなど、すべてのドライブをフォーマットしてください。 |